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綿ふき病

2014.12.13.Sat.08:58
発見者の名を取って田尻病とも言われている。
昭和30年2月、岡山県美作町に住む45歳の農婦が突然悪寒と高熱を発し、やがて皮下に腫瘤が数か所現れるようになったという。

腫瘤を切開すると膿と共に綿が出てきたそうだ。

綿は除去を繰り返しても何度も発生し、腫瘤を切り取り縫合した皮膚の中にも現れたという。

腫瘤が治っても、新たに腫瘤が出来る為、何度も除去を繰り返した。

綿は、天然の綿と似た植物性繊維だと判明しており、通常は白色、一部には赤・黄・緑・青と色がついている事もあったようだ。

農婦は10年にわたり綿を排出したという。

患者は夜間一人になる事から、綿の挿入が可能であったと推測され、「詐病」が疑われていたようだ。

田尻医師は、
「皮膚を切開した中から綿が出ることや、接着剤で包帯を止めた場合でも剥がされた跡が無く、包帯の中からも綿が出てくること、その量が一人で仕込むには膨大であることから、作為的に挿入されたものでは無い。

皮膚の中から綿が出る様子を8ミリカメラで撮影している為、間違いでは無い。」

と批判に反論した。

その後、症例が報道されると各地で似た症状を訴える者が次々と現れたという。

多くは虚偽であり、へそに綿をつめ「綿ふき病」と訴えた女子高生や、石膏で患部に包帯を覆うと綿が全く出なくなる女性もいた。

しかし中には、実際に体内から綿が出たのではないかと思われる症状もあったそうだ。

【症例】
・山形県の13歳の少女:瞼に腫瘤ができ、摘出すると植物性繊維が排出。

・静岡県の26歳の女性:手指の腫瘤から植物性繊維が排出。

・愛知県の50歳の女性:左目が腫脹し繊維が排出。取り除いても再出し、やがて潰瘍ができ左目摘出。

・兵庫県の16歳の女子高生:盲腸手術後、傷痕から綿が繰り返し排出。赤・青・黄のものも混じっていた。

患者は全て女性であり、原因は最後まで判明することはなかったという。

その後、綿ふき病の患者は現れなかったそうだ。

外国には見られない『日本の奇病』のひとつと言えるだろう。
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